疲れが抜けない本当の理由|AGEsと自律神経の乱れが作る慢性疲労


慢性的な疲労が抜けず、甘いものがやめられない日が続くと「このままで大丈夫かな」と不安になりますよね。

特に30〜50代の女性は、仕事や家事、育児のストレスが重なりやすく、自律神経の乱れや慢性疲労を抱え込みやすい時期です。

この記事では、AGEs(終末糖化産物)や副腎疲労、交感神経と副交感神経過剰のバランスの乱れが、なぜ疲労や甘いもの欲につながるのかをやさしく解説します。

あわせて、自律神経を整え、慢性疲労から一歩抜け出すための具体的な考え方もお伝えします。

「私の疲れの正体を知りたい」「根本から楽になりたい」と感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

慢性疲労の原因とは?

慢性疲労には大きく分けて、AGEsの蓄積によって体がさびつくように疲れるタイプと、副交感神経過剰によって体が重く感じるタイプがあります。

どちらも背景には、長く続くストレスや自律神経の乱れ、そして血糖値の不安定さや副腎疲労が関わっており、それが甘いもの欲やだるさとして現れてきます。

AGEsが疲労を招く理由

AGEs(終末糖化産物)は、糖質とタンパク質が結びついてできる老化物質で、血糖値が高い状態や乱高下が続くほど増えやすくなります。

ストレスが続くと副腎が疲れ、副腎疲労となり、血糖値を安定させるコルチゾールの働きが弱くなります。

すると血糖値が下がりやすくなり、脳はエネルギー不足を補おうとして「今すぐ糖をちょうだい」と甘いもの欲を強く出すようになります。

そこでチョコや菓子パンなどを食べると血糖値は一気に上がりますが、その後急激に下がる「血糖値の乱高下」が起こり、AGEsがさらに増えやすい状態になります。

AGEsが増えると、血管や筋肉、細胞の弾力が失われやすくなり、炎症や酸化ストレスが進み、体が重い・疲れやすい・回復しにくいといった慢性疲労につながっていきます。

揚げ物や焼き物など高温でカリッとした食品ばかり好む習慣や、甘いコーヒーやスイーツを毎日のようにとる生活も、AGEsを増やしやすい要因となります。

副交感神経過剰の落とし穴

一般的に「副交感神経=リラックス」と説明されますが、バランスを崩して副交感神経過剰になると、体が重だるく、やる気が出ない状態が続きやすくなります。

日中に交感神経が緊張しっぱなしになると、体はそれを打ち消そうとして、夕方以降に副交感神経を一気に高めて自分を守ろうとします。

そのとき、血管拡張や血流低下が起こり、特に下半身の血液が戻りにくくなって、むくみや脚の重さ、強い倦怠感として感じられます。

筋肉のポンプ作用が弱くなると、心臓へ血液が戻りにくくなり、全身のだるさや集中力の低下が続く悪循環に陥ってしまいます。

この状態が長く続くと、「何をするのもおっくう」「気分も沈みがち」という状態が増え、うつ傾向に近づいていくこともあるため、早めのケアが大切です。

甘いものが欲しくなる訳

甘いものをやめられないのは、意志が弱いからではなく、自律神経や血糖のコントロールが乱れているサインであることが多いです。

特に副腎疲労が進むと、低血糖になりやすくなり、脳がエネルギー不足を感じて「手っ取り早く甘いものを」と強く指令を出すようになります。

低血糖と副腎疲労の関係

ストレスが続くと副腎には大きな負担がかかり、コルチゾールなどのホルモンを出す力が少しずつ低下していきます。

コルチゾールは血糖値を保つための重要なホルモンなので、その働きが弱くなると、血糖値が下がりやすくなり、低血糖になりやすい体質へと傾きます。

低血糖になると、脳は命を守るために「すぐに使える糖」を最優先し、チョコレートや菓子パン、ジュースなどの甘いものを強く欲するようになります。

しかし、そこで高糖質の食べ物をとると血糖値は急上昇し、そのあと急降下することで、再び強い甘いもの欲が出てしまうという悪循環が生まれます。

この血糖の乱高下はAGEsの生成を促し、だるさ、頭の回転の悪さ、イライラを強めるため、結果的に慢性疲労や自律神経の乱れを悪化させる原因となります。

つまり「甘いものをやめたいのにやめられない」という悩みは、多くの場合、副腎疲労と自律神経の乱れからくる体のSOS と考えた方が自然です。

ストレスが食欲を乱す理由

強いストレスがかかると交感神経が高まり続け、脳内のセロトニンなどの「気分を整える物質」が不足しやすくなります。

その不足を一時的に埋め合わせしようとして、脳は糖質の高い食べ物を欲し、甘いものを食べた瞬間だけ気分が軽くなるように感じます。

特に30〜50代の女性は、ホルモンバランスの変化も重なり、ストレスが甘いもの欲や食欲の乱れとして現れやすい時期です。

イライラや不安が強くなるほど甘いものに手が伸びるのは、ごく自然な反応であり、本来は自分を守るためのしくみでもあります。

だからこそ、食べることだけを責めるのではなく、「自律神経とストレスケア」という視点で整えていくことが、根本的な改善につながります。

疲労を悪化させる習慣

疲労がなかなか抜けないとき、その裏側には食事・睡眠・運動といった毎日の小さな習慣が積み重なっていることが多いです。

とくに朝食の内容や夜のスマホ習慣、運動不足は、自律神経を乱し、慢性疲労や倦怠感を長引かせる大きな要因になります。

血糖を乱すNG習慣

朝食をパンと甘いコーヒーだけで済ませたり、仕事中に砂糖入りの飲み物を何度も飲んだりする習慣は、血糖値の乱高下(血糖値が上がった後に急激に下がる)を起こしやすくなります。

また、忙しさのあまり食事を抜き、空腹時間が長くなったあとに一気に食べることも、血糖値の乱降下を招く原因です。

血糖が不安定になるとAGEsが増えやすくなり、だるさや集中力の低下など「疲れやすい体質」が固定されてしまいます。

朝はご飯や味噌汁、卵や納豆など、たんぱく質と食物繊維を含む和食をベースにすると、血糖が安定しやすくなります。

夜遅くのスイーツや高糖質な夜食は、血糖だけでなく副交感神経過剰も招き、睡眠の質を下げて疲労回復の力を弱めてしまいます。

自律神経を乱す生活

寝る直前までスマホを見続けると、ブルーライトが脳を刺激し、交感神経が高まり、寝つきの悪さや浅い睡眠の原因になります。

運動不足で下半身の筋力が落ちると、血液を心臓に戻すポンプの力が弱まり、夕方のむくみや脚の重さが出やすくなります。

座りっぱなしの時間が長い生活が続くと、血流が滞り、自律神経も単調な状態になりやすく、少しのことで疲れを感じる体になってしまいます。

日中に軽いウォーキングや、ふくらはぎを動かすような簡単な運動を取り入れるだけでも、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになり、慢性疲労の軽減につながります。

まとめ

慢性疲労の背景には、AGEsの蓄積による「さびつきタイプ」と、副交感神経過剰による「重だるさタイプ」の二つがあり、そのどちらにもストレス、自律神経の乱れ、血糖の不安定さが深く関わっています。

甘いもの欲が強いときは、意思の弱さではなく、副腎疲労や自律神経からのSOSと受け止めることで、自分を責めずに根本原因へ目を向けられます。

食事、睡眠、運動といった日々の習慣を少しずつ整え、自律神経のバランスを意識してケアしていくことで、慢性疲労から抜け出し、軽やかに動ける体へ近づいていくことは十分に可能です。

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