突然の動悸や息苦しさに襲われ、「またパニック発作が起きたらどうしよう」と不安な日々を過ごしていませんか。
一度でも強いパニック発作を経験すると、自律神経が敏感になり、安心して生活に戻れなくなる方はとても多いです。
この記事は、パニック発作やパニック障害に悩み、自律神経の仕組みを知って不安を減らしたい方に向けた内容です。
発作が起きる理由やHSPとの関係、起きた時の対処法と予防のセルフケアを整体師の視点でわかりやすく解説します。
正しい知識を身につけることで「発作が起きても大丈夫」と感じ、日常生活に戻る一歩を踏み出せます。
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パニック発作はなぜ起きる?

パニック発作は突然起こる強い体の反応ですが、命に関わる危険な状態ではありません。
その正体は自律神経の乱れであり、とくに交感神経が急激に高まりすぎることで起こります。
心臓や肺の病気ではなく、体が「危険だ」と誤って判断し、過剰に反応している状態です。
自律神経が原因
自律神経は、体を活動モードと休息モードに切り替えるための大切な神経です。
交感神経は緊張や興奮を高め、副交感神経はリラックスや回復を促す役割を担っています。
パニック発作が起きるときは、交感神経が一気に高まり、体が戦闘状態になります。
その結果、動悸や息苦しさ、めまい、強い不安感が同時に現れます。
これは本来、身を守るための反応ですが、必要以上に強く出てしまうのが特徴です。
自律神経が過敏になると、わずかな刺激でも交感神経が反応しやすくなります。
そのため、一度発作を経験すると「また起きるかも」という不安が緊張を強めてしまいます。
発作と障害の違い
パニック発作とは、一時的に起こる強い身体反応そのものを指します。
一方、パニック障害とは、発作を繰り返し、その恐怖で生活が制限されている状態です。
多くの発作は、数十分から一時間ほどで自然に落ち着いていきます。
しかし「また起きたらどうしよう」という不安が残ると、緊張が慢性化します。
この違いを知ることで、「発作=危険」という誤解が和らぎ、安心感につながります。
なぜ不安が続くのか?

パニック発作でつらいのは、症状そのものより再発への不安が続くことです。
この不安が交感神経を刺激し、体を常に緊張させる原因になります。
恐怖が恐怖を呼ぶ
一度発作を経験すると、体の小さな違和感にも敏感になります。
少しの動悸や息の浅さを「また発作かも」と感じると、不安が一気に高まります。
すると交感神経がさらに刺激され、実際に症状が強く出てしまいます。
このように、不安が症状を呼び、症状がさらに不安を強める悪循環が生まれます。
この仕組みを理解することが、不安を和らげるための大切な第一歩です。
HSPとの関係
HSPとは、生まれつき感覚が敏感で刺激を受けやすい気質を持つ人のことです。
日本人では約15〜20%がHSPといわれ、決して珍しいものではありません。
音や光、人混み、怒鳴り声などが交感神経のスイッチになりやすい特徴があります。
HSPの人は自律神経が繊細なため、パニック発作を起こしやすい傾向があります。
これは弱さではなく、生まれ持った体質的な特徴だと理解することが大切です。
発作が起きた時の対処法は?

発作が起きた時の対処法を知っているだけで、不安は大きく軽減されます。
「どうすればいいか」が分かると、交感神経の過剰な高まりを抑えやすくなります。
心包経で落ち着く
心包経は東洋医学で、心と精神の安定に深く関わるとされる経絡です。
パニック発作のような強い不安や緊張を和らげる働きが期待できます。
手のひらにある労宮というツボは、気持ちを落ち着かせる作用があります。
発作時に刺激すると、過剰に高まった交感神経をゆるめやすくなります。
外出先でも人に気づかれず行える点は、大きな安心材料になります。
労宮の押し方
手を軽く握ったとき、中指と薬指の先が当たる部分が労宮です。
3秒ほどかけてゆっくり押し、皮膚が少し沈むところで3秒止めます。
その後、また3秒ほどかけてゆっくり力を緩めてください。
強く押しすぎず、呼吸を止めないことが大切なポイントです。
発作を止めようとせず、「落ち着く時間を作る」意識で行いましょう。
日常からできる、発作を防ぐ体の作り方

パニック発作の予防には、自律神経が過剰に緊張しない体作りが重要です。
日常的なセルフケアの積み重ねが、安心して生活に戻る土台になります。
気の流れを整える
心包経の流れが悪くなると、精神的な緊張が抜けにくくなります。
指先にある心包経の井穴は、予防ケアとしてとても役立ちます。
中指の爪の両側をつまみ、少し痛みを感じる程度で刺激します。
固さや痛みが和らぐまで続けると、緊張が抜けやすくなります。
毎日の習慣にすることで、交感神経の暴走を防ぎやすくなります。
副腎ケアが重要
副腎はストレスホルモンを分泌し、自律神経の調整に関わる重要な器官です。
過度な疲労やカフェイン、喫煙は副腎に大きな負担をかけます。
副腎が疲れると交感神経が過剰に働き、発作が起きやすくなります。
ふくらはぎのケアや軽い筋トレは、副腎機能の回復を助けます。
血流が改善され、自律神経の緊張が和らぎやすくなります。
まとめ
パニック発作は命に関わるものではなく、自律神経の過剰な反応で起こります。
原因を正しく知ることで、不安や恐怖は確実に小さくなっていきます。
発作時の対処法と日常のセルフケアを知ることが回復への近道です。
「起きても大丈夫」という安心感が、自律神経を自然に落ち着かせてくれます。
焦らず整えていくことで、安心して普段の生活に戻ることは十分可能です。







