【気圧の変化と頭痛】低気圧引き起こす頭痛の仕組み・改善策


天気が悪くなると頭が重い。

雨の日や台風の前に頭痛がする。

そんな経験はありませんか。

実はこれ、気のせいではなく「気圧の変化」によって体内の圧が変わり、自律神経が大きく揺さぶられているのです。

今回は、気圧の変化がどのように頭痛を引き起こすのか、そして予防や対策について詳しく解説します。


気圧と体内圧の関係

天気が崩れるとき、気圧は下がります。

外の圧力が下がると、体の内側の圧は相対的に高くなります。

これが「内圧の上昇」です。

内圧が上がるということは、脳圧や関節内圧が上がることを意味します。

脳圧とは脳脊髄液の圧力のことです。

脳圧が高くなると脳内の血管が収縮し、脳血流が不足します。

これが「緊張性頭痛」の原因です。


緊張性頭痛と交感神経

緊張性頭痛は、血管が収縮して脳の血流が足りなくなることで起きます。

自律神経の働きとしては、交感神経が過剰に優位になっている状態です。

交感神経は、やる気や緊張、集中、ストレス時に働く神経です。

仕事や日中の活動時、危機的状況では欠かせない働きですが、過剰になると筋肉が硬くなり、血管が縮み、脳に十分な酸素が届かなくなります。

この状態が長引くと頭痛が慢性化してしまうこともあります。


交感神経の反動と偏頭痛

脳血流が不足すると、体は「危機」と感じます。

すると今度は血管を一気に広げ、脳に血液を流そうとします。

この急激な血管拡張によって、周囲の神経が刺激され痛みが発生します。

この頭痛が「偏頭痛」です。

偏頭痛は、自律神経の働きとしては副交感神経が強くなっている状態です。

副交感神経はリラックスや休息、睡眠、修復を担当する神経です。

つまり、緊張性頭痛と偏頭痛は、自律神経のバランスが真逆の状態で起きている頭痛なのです。


自律神経と天気の関係

自律神経は、私たちが意識して動かすことができない神経です。

時間帯、季節、活動内容、そして天気によって自然に切り替わります。

本来は交感神経と副交感神経がバランスよく働き、生命活動を維持しています。

しかし、悪天候や気圧低下などの急な環境変化があると、自律神経が乱れやすくなります。

交感神経が過剰になったあと、副交感神経が急に優位になるという「反動」も起きやすくなり、頭痛のリズムが崩れやすくなるのです。


気圧変化による頭痛の流れ

気圧が下がる

脳圧が上昇

交感神経が過剰に働く(血管収縮)

緊張性頭痛が起こる

夕方以降、副交感神経が強まり血管が拡張

偏頭痛が発生

このように、天候の変化によって頭痛が「二段階」で現れるケースも珍しくありません。


気圧変化による頭痛への対策

天候は変えられませんが、体のコンディションは整えることができます。

ポイントは「自律神経の乱れをできるだけ小さくすること」です。


軽い運動とストレッチ

日中に軽い有酸素運動やストレッチを取り入れると、交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズになります。

肩や首の筋肉をほぐすだけでも脳への血流が改善し、緊張性頭痛の予防になります。


睡眠と生活リズム

夜更かしや不規則な睡眠は自律神経を乱す大きな要因です。

特に気圧が下がる前後は早めに休み、深い睡眠を取ることで、翌日の偏頭痛リスクを下げられます。


食事と水分補給

脳の血流を保つためには水分とミネラルが必要です。

天然塩やマグネシウムを含む食品(海藻、ナッツ、豆類)を意識して摂りましょう。

水分不足は血流を悪化させるため、こまめな水分補給も忘れずに。


まとめ

気圧の変化による頭痛は、脳圧の上昇や自律神経の乱れによって起きます。

交感神経が過剰に働くと緊張性頭痛が、反動で副交感神経が強まると偏頭痛が起きます。

つまり、どちらの頭痛も「自律神経のバランス」が大きく関わっています。

気圧が下がるときは、無理をせず、軽い運動、十分な睡眠、ミネラルや水分の補給で体を整えましょう。

天気に左右されない体づくりを続けることで、気圧頭痛に振り回されない毎日を手に入れることができます。

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