頭痛は多くの人が経験する症状であり、風邪や疲労など軽度のものから、日常生活に支障をきたす慢性的な頭痛まで様々です。
多くの場合は命に関わらない「一次性頭痛」ですが、中には重大な病気が隠れていることもあります。
特に「警告頭痛」や「二次性頭痛」は見逃すと命に関わる危険があるため、注意が必要です。
本記事ではその違いや特徴を整理し、頭痛で受診すべきサインをわかりやすく解説します。
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一次性頭痛と二次性頭痛の違い

頭痛は大きく「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。
一次性頭痛とは、脳や体に明らかな病気がなくても起こる頭痛です。
代表的なのは「偏頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」です。
これらは日常生活に影響はありますが、命に直結する危険性は低い頭痛です。
一方、二次性頭痛は「原因があって起きる頭痛」です。
例えば「くも膜下出血」「脳出血」「脳腫瘍」「髄膜炎」など、深刻な病気に伴って出現します。
そのため、頭痛そのものが重大な病気のサインとなる場合があります。
警告頭痛とは?

警告頭痛は「大きな脳疾患が発症する前に現れる前触れの頭痛」です。
発症の数時間から数週間前に出ることがあり、本人も「いつもと違う」と感じることが多いのが特徴です。
警告頭痛の特徴
・吐き気や嘔吐を伴うことがある
・頭痛薬を飲んでも改善しない
・視覚に異常が出る(物が見えにくい)
・まぶたが下がる、顔の動きが悪くなることがある
特に「頭痛薬を飲んでも痛みが軽減しない」というのは大きなサインです。
通常の偏頭痛でも吐き気や嘔吐は出ますが、薬が効かない頭痛は要注意です。
二次性頭痛とは?

二次性頭痛は「明らかな病気の発症時に出る頭痛」です。
命に関わる重大な病気の初期サインであることが多く、見逃してはいけません。
くも膜下出血・脳出血の頭痛
くも膜下出血の頭痛は「バットで殴られたような突然の痛み」と表現されます。
脳出血でも同様に急激な頭痛が出現し、頭の後ろ側に痛みを感じる人もいます。
さらに、手足の麻痺やしびれ、言葉が出にくいなど神経症状を伴う場合があります。
感染症に伴う頭痛
髄膜炎や脳炎などの感染症では「高熱を伴う頭痛」が特徴です。
首が硬くなり、前に倒すことができなくなる「項部硬直」も典型的なサインです。
発熱+頭痛+首の硬さが揃ったら、ただちに受診が必要です。
徐々に悪化する頭痛
脳腫瘍などでは「これまでにない頭痛が続き、徐々に悪化する」ことがあります。
慢性頭痛と違い、少しずつ頻度や強さが増す場合は危険信号です。
警告頭痛と二次性頭痛の違い

警告頭痛は「これから大きな病気が起きる前触れ」、二次性頭痛は「病気がすでに発症している頭痛」です。
区別は難しいですが、どちらも「普段と違う頭痛」「薬が効かない頭痛」が共通点です。
一般の人が完全に見分けることはできません。
少しでも「おかしい」と思ったら、迷わず受診することが重要です。
受診をすすめる頭痛のサイン
・突然起きた激しい頭痛
・今までにない痛みの強さや質
・頭痛薬を飲んでも全く改善しない
・吐き気や嘔吐が続く
・視覚や言葉の異常を伴う
・発熱や首の硬直を伴う
これらは危険な頭痛の可能性があるため、早急な医療機関の受診が必要です。
まとめ
頭痛の多くは「一次性頭痛」であり、命に関わることは少ないものです。
しかし「警告頭痛」や「二次性頭痛」は命を守るために見逃してはいけないサインです。
普段と違う頭痛、薬が効かない頭痛、突然起きた強い頭痛、神経症状を伴う頭痛などは要注意です。
頭痛は自己判断で放置せず、少しでも違和感を覚えたら早めに受診することが大切です。
「ただの頭痛」と思わず、体からのサインをしっかり受け止めましょう。





